張大千 (ちょうたいせん)

プロフィール

書画家
1899年~1983年

現代中国画の巨匠、四川省内江の人物。
石濤、石谿、八大山人、董源、巨然を熱心に学び、とりわけ石濤に専心してその模本はときに真蹟と誤られた。 上海で長く学び、北京で活躍していた溥儒と並んで「南張北溥」と称された。

五十歳の時、香港に移り、翌年台湾、その後インド、アルゼンチン、ブラジル、アメリカに移住し、最晩年に台北に摩耶精舎を建てて住み、そこで亡くなった。 現在は張大千記念館となっている。
張大千の画風は中国の古画、壁画、欧米の画法を吸収し溌墨、破墨を彩色に応用し溌彩、破色とも呼ぶべき独特の画境を開いた。

2011年、美術品オークションの売買総額で、斉白石と共にピカソを抜いた事で知られる。
享年85歳

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