有元利夫 (ありもと としお)
プロフィール
1946年~1985年
日本の画家。
妻は日本画家であり陶芸家の有元容子。
イタリアのフレスコ画と日本の仏画に強く影響を受け、岩絵具や顔料、箔やアクリル等を使用して画業に取り組む。
特にイタリアルネサンス期のジョット、ピエロ・デラ・フランチェスカや、日本の古仏、「平家納経」等に強く感銘を受け、それらのもつ古典・様式美に魅了され続けた。
若くして安井賞を受賞し、華々しく画壇に迎え入れられるも自分のペースを変えることなく、有元ワールドを構築していった。
製作期間はわずか10年。生涯に発表した作品は少なく、38歳の若さで急逝する。
彼は「素晴らしい音楽を画面いっぱいに鳴り響かせる」作品を作りたいと言っていた。長い年月を経ても、神々しい姿を保ち続けるであろう絵肌。多くの人々に浮遊感を与え、どこからか歓喜の歌声が満ちて広がるように、彼の絵はこの世に存在し続ける。
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