長谷川潔 (はせがわ きよし)

プロフィール

1891〜1980年
神奈川県出身の版画家。

銀行家の裕福な家庭に育ち、幼い頃から美術に触れていた。
1910年に中学校を卒業した後は、黒田清輝や岡田三郎助などから素描や油彩、エッチングなどの様々な指導を受ける。

20代後半からは版画を本格的に学ぶためにパリへ渡り、一度も日本へ帰国することはなかったという。
当初は木版画の制作を行っていたが、銅版画の技術を習得し「メゾチント(マニエール・ノワール)」という古い版画技法を近代的な形で蘇らせた。これがフランスの画壇にも認められ、数々のサロンで作品を発表、個展も開いた。1926年にはサロン・ドートンヌ版画部の会員となることで地位も確立した。

第二次世界大戦中もフランスに留まり、戦後は制作を再開して1980年に亡くなるまでパリで制作活動を続けた。

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