吉原治良 (よしはらじろう)

プロフィール

吉原治良(よしはらじろう)

1905年~1972年。大阪市出身。

具体美術協会の創設者。実業家で吉原製油社長でもあった。
1934年より二科展に出品するが、敬愛する藤田嗣治に作品を見てもらう機会を得るが独自性のなさを指摘され、幾何学的な抽象絵画へと徐々に転換する。

1954年具体美術協会の創設し、近代絵画を継承するのではなく、「人の真似をするな。今までにないものをつくれ」という思想のもと、白髪一雄元永定正など多くの芸術家を輩出した。自身では黒地に大きく白い円を描くなど円形を題材にした作品が有名である。

ファッションショーの舞台装置をプロデュースしたり、若い美術家らを集めて画塾などを行ったり、実業でもデザインにこだわり、昭和期を代表するグラフィックデザイナー早川良雄とコラボレートするなど、バイタリティーに溢れる人物であった。

67歳没後、具体美術協会は解散したが、その先駆性はいまでも国内外で高く評価されている。

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